本日は、ネコちゃんの誤解されやすい習性について
お話したいと思います。
室内で暮らしているネコちゃんが、窓の外をジッと眺めていると
「お外で思いっきり遊びたいのかしら?…」
そんな風に思ったことはありませんか?
確かに、お外に全く興味が無いわけではありません。
個体差はありますが、脱走を企てるネコちゃんも少なくありません。
特に春先はネコちゃんが行動的になる傾向があるようです。
発情期と関連していることも、あるでしょう。
猫を探しています!の張り紙やブログなどで、呼びかける事が多くなるのは
春がダントツに多いです。
でも、実際のところは…
脱走したネコちゃんは、お外に出てはみたものの、自分の匂いが全くしない場所は
恐怖を感じる場所でもあります。
怖くて動けなくなり、家の近くで身を潜める場所を探し、そこから一歩も
動けなくなってしまうケースが殆どです。
元々、猫ちゃんの行動範囲はご飯にありつくことができる範囲を
テリトリーにしています。
ご飯を食べることに苦労しなければ、行動範囲は小さくしたいものです。
お家の中で、ご飯がもらえて、安心できる自分の匂いがあって、
安心して排泄できるトイレがあれば、狭い範囲でも充分幸せに過ごせるんです。
それと、大好きなお父さんやお母さんが居てくれたら、いつまでも子猫の
気分で甘えて生活ができます。
これほどの幸せはありません!
ただし、お外猫歴が長い猫ちゃんは、またちょっと違ってきます。
外の自分のテリトリーのチェックをしたくて、又は、トイレがお外にある
場合などはお外に出たがることでしょうね。
でも、猫ちゃんの死亡原因で一番多いのは交通事故なんです。
外に出ることはハイリスクであり、一番悲しい姿での再会ということにもなりかねません。
この事を考えても、なるべくお外には出したくないものです。
どうしても、お外に出すという場合は、首輪やハーネスにリードを
着けて、飼い主さまの視野に、常に入っている状態をオススメします。
最近は、ライフスタイルや、一緒に居たいとお散歩や旅行に
連れて行く飼い主さまも増えていらっしゃいます。
それは、それで、猫ちゃんとの楽しい思い出が増えることでしょう。
一つ、覚えておいていただきたいのは、
猫ちゃんは自分の匂いの無い場所は怖いということです。
普段、寝ていることが多いネコちゃんが、一日も怠らない行動は
匂い付けです。角や家具にお顔をスリスリします、
これがテリトリーを保つ行為なんです。
結論は、猫ちゃんはお外に出ない方が幸せと言えるでしょう。